ヨツユビハリネズミ

ヨツユビハリネズミとはどういう動物?

ヨツユビハリネズミとは、別名「ピグミーハリネズミ」または「ピグミーヘッジホッグ」と言われることもある体の小さなハリネズミの種類です。

もともとの名称は後ろ足の指が4本であることから名付けられたもので、正式な和名が「ヨツユビハリネズミ」で「ピグミーハリネズミ」はペットショップなどでの通称、「ピグミーヘッジホッグ」は英語圏での名称です。

体長の平均は17~23.5cmくらいで、そこに1.7~5cmくらいの長さの尻尾がつきます。

体重は230~700gくらいで比較的体が大きく成長したものであっても人の手のひらになんとか乗せることができるサイズまでとなっています。

生物学的にはモグラ目ハリネズミ科に分類されており、原種はおもにアフリカに生息するアフリカハリネズミに近いものとなります。

身体的な特徴は言うまでもなく背中一面を覆っている鋭い針で、頭頂部から臀部全体までのかなり広い範囲にびっしり生えています。

ヨツユビハリネズミに生えている針は1本ずつで見ると長さは2cmくらいでそれほど長くはありません。

この針は被毛が硬く変化したものであり、危険を感じたときには体全体を内側に丸めるようにして外部のどこから触れてもトゲが刺さるような体勢をとります。

なお顔とお腹の内側に生えている毛はふわふわとした被毛で全く触れても問題ありません。

ヨツユビハリネズミの基本的な飼い方

ペットショップにヨツユビハリネズミを探しに行くと、主に三種類のものが販売されています。

最も多いのが野生種そのままのノーマルで、背中の硬い針の部分が茶色でお腹と顔の部分の被毛が白色をしています。

珍しいタイプとして時々扱われているのが「アルビノ」とされる針の部分を含む全ての毛が真っ白で瞳が赤いというものです。

ノーマルとアルビノ間くらいの色として時々扱われるのが「シナモン」で、だいたいノーマルに近い色をしているのですが他の個体と比べて針の部分の色が薄いものはレア種として高額で取引されます。

ヨツユビハリネズミを飼育するときには十分に動くことができるスペースのあるケースを用意し、その中に床材を敷いて生活環境を作ります。

ハムスターのように回転車を設置する必要はないのですが、夜行性なので昼間ゆっくり眠ることができるシェルターになるオブジェを作ってあげるとよいようです。

ケースの中には他に給水器とトイレを設置してあげるようにします。

ハリネズミはトイレをトレーニングで覚えるわけではないのですが、習性的にだいたい同じ場所で排泄をするので小さな容器のようなものを置いてあげるとそこでまとめてしてくれ掃除が楽になります。

餌は基本的には虫を食べるのですが、生きた昆虫や虫を捕まえたり与えたりするのが抵抗感があるならハリネズミ用のフードを購入して適度にやわからくしてあげてから与えれば大丈夫です。

飼育をするときに特に注意したいこと

ヨツユビハリネズミはもともとアフリカに住む原種から派生した種類なので温かい気温を好みます。

寒いからといって冬眠をするというわけではないのですが、それでもできるだけ飼育するケースの内部は常に24~30℃くらいの温度が保たれるようにしてあげてください。

ヒーターなどを使ってケース内を温めてあげるのが理想なのですが、あまりにも電気による温度に頼りすぎてしまうと万が一の停電の時や故障が起きたときに一気に温度が冷えてそのまま亡くなってしまうこともあるので、シェルターの中に温かい布を入れておいてあげたりケースに使用する素材を厚手のガラスにしたりといった工夫が必要です。

またハリネズミはとてもかわいらしい動物なのですがあまり飼い主さんが触りすぎると大きなストレスを受けることがあります。

触った時に頻繁に攻撃的に体を丸めるようなことがあるなら最初から無理にコミュニケーションをとろうとせず、まずは今の環境に安心できるように快適に過ごさせてあげてください。

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